介護の世界介護の世界

言語聴覚士へ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で    
積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

話す・聴く・食べるを支える言語聴覚士の役割

言語聴覚士は、発話や聴覚を基本とした話す・聴くといったコミュニケーション領域に加えて、飲み込み=摂食嚥下のスペシャリストとして活動しています。具体的には小児の言語発達障害や聴覚障害・吃音などから、交通事故での頭部外傷や脳血管障害が原因となった失語症、高齢者の摂食障害や嚥下障害など多岐に渡ります。これらの障害は実は目に見えないため周りの人も理解しづらいという特徴がありますが、状態を評価してその人の問題をしっかりと把握し、適切なリハビリにつなげることが大きな役割です。

熊本県言語聴覚士会は1999年に発足、2011年に一般社団法人化。現在の会員数は約550名で、言語聴覚士としての知識や技術を高めていくための機会や社会貢献の機会を提供し、そのことによって私たちを必要とする方々に質の良いサービスを届けることを目的としています。ちなみに全国の言語聴覚士数は2022年現在で38,000人ですが、支援を必要としている言語聴覚障害者数は全国で推定650万人と言われていて、言語聴覚士の数が大きく不足しているのが実情です。また日本言語聴覚士協会会員の勤務先を見ると医療分野が67.0%、老健・特養といった介護施設、福祉施設などの介護・福祉分野が27.5%と大きな偏りがあるため、今後は介護・福祉分野でも人材を確保していく必要があります。

高齢者では摂食嚥下に問題を抱える方が多いのですが、食形態や一口量の調整、食べる姿勢、食べさせ方、飲み込みの反射を誘発するためのアイスマッサージの方法など、言語聴覚士が提供できることは数多くあります。これらのスキルを介護の現場で働く皆さんに繋げていくことは、大変重要です。コミュニケーションや摂食嚥下についての情報が必要な場合は、ぜひ熊本県言語聴覚士会までお尋ねください。

一般社団法人
熊本県言語聴覚士会

会長 宮本 恵美さん

熊本保健科学大学 保健科学部
リハビリテーション学科
言語聴覚学専攻 准教授

言語聴覚士
日本摂食嚥下
 リハビリテーション学会認定士
認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)

9月1日「言語聴覚の日」ほか、
様々な活動を手掛ける事業部メンバー

言語聴覚士って
どんな仕事を
しているの?

1997年に国家資格となった言語聴覚士は、話す・聴く・食べるという機能を専門的に支援しているます。特に介護分野では、食べ物を飲み込む嚥下障害や疾患による失語症などの状態を正しく評価して、適切なリハビリテーションに導きます。

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言語聴覚士へ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。
介護業界で積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

話す・聴く・食べるを支える言語聴覚士の役割

一般社団法人 熊本県言語聴覚士会 会長 宮本恵美さん

一般社団法人
熊本県言語聴覚士会
会長 宮本 恵美さん
熊本保健科学大学 保健科学部
リハビリテーション学科
言語聴覚学専攻 准教授
言語聴覚士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)

言語聴覚士は、発話や聴覚を基本とした話す・聴くといったコミュニケーション領域に加えて、飲み込み=摂食嚥下のスペシャリストとして活動しています。具体的には小児の言語発達障害や聴覚障害・吃音などから、交通事故での頭部外傷や脳血管障害が原因となった失語症、高齢者の摂食障害や嚥下障害など多岐に渡ります。これらの障害は実は目に見えないため周りの人も理解しづらいという特徴がありますが、状態を評価してその人の問題をしっかりと把握し、適切なリハビリにつなげることが大きな役割です。

熊本県言語聴覚士会は1999年に発足、2011年に一般社団法人化。現在の会員数は約550名で、言語聴覚士としての知識や技術を高めていくための機会や社会貢献の機会を提供し、そのことによって私たちを必要とする方々に質の良いサービスを届けることを目的としています。ちなみに全国の言語聴覚士数は2022年現在で38,000人ですが、支援を必要としている言語聴覚障害者数は全国で推定650万人と言われていて、言語聴覚士の数が大きく不足しているのが実情です。また日本言語聴覚士協会会員の勤務先を見ると医療分野が67.0%、老健・特養といった介護施設、福祉施設などの介護・福祉分野が27.5%と大きな偏りがあるため、今後は介護・福祉分野でも人材を確保していく必要があります。

高齢者では摂食嚥下に問題を抱える方が多いのですが、食形態や一口量の調整、食べる姿勢、食べさせ方、飲み込みの反射を誘発するためのアイスマッサージの方法など、言語聴覚士が提供できることは数多くあります。これらのスキルを介護の現場で働く皆さんに繋げていくことは、大変重要です。コミュニケーションや摂食嚥下についての情報が必要な場合は、ぜひ熊本県言語聴覚士会までお尋ねください。

社会福祉士ってどんな仕事をしているの?

言語聴覚士って
どんな仕事を
しているの?

1997年に国家資格となった言語聴覚士は、話す・聴く・食べるという機能を専門的に支援しているます。特に介護分野では、食べ物を飲み込む嚥下障害や疾患による失語症などの状態を正しく評価して、適切なリハビリテーションに導きます。

9月1日「言語聴覚の日」ほか、様々な活動を手掛ける事業部メンバー

9月1日「言語聴覚の日」ほか、
様々な活動を手掛ける事業部メンバー