地域連携室にズームイン!!!
地域連携室
患者の医療機関への支援から、在宅介護・施設介護はじめ、
行政や福祉に係る多くの施設を繋ぐ「総合支援窓口」です。
朝日野総合病院 の 医療連携部
北区唯一の総合病院として
救う力と繋ぐ力で安心の医療を
1980(昭和55)年、熊本市北区室園町に開院以来、地域の医療に貢献する『朝日野総合病院』。現在は378床を有し急性期から回復期、維持期、緩和ケア、在宅支援まで手厚くサポートする、熊本市北区唯一の総合病院です。院内には呼吸器センターや透析センターも整備し、さらに理学療法士や言語聴覚士などを配置した総合リハビリセンターも完備。医療を必要とする人たちが安心して任せられる体制を整えています。
「2021年には救急手術棟も完成し、二次救急告示指定病院として多くの救急の患者様や緊急オペが必要な方への対応もしています」と朝日野総合病院地域連携室副室長の野中京子さん。救急手術棟の完成に際しては、先の熊本地震の経験を踏まえてヘリポートも完備し、地域医療の充実を図っています。
「当院の地域連携室の業務としては、大きく前方支援と後方支援に分かれていて、入院前から退院、さらには在宅まで患者様の切れ目のない支援に取り組んでいます」と話す藤中詩織さんは、社会福祉士の資格を持ち地域連携室でさまざまな相談に対応しています。前方支援とは患者の受け入れつまり入院、後方支援は退院、転院、退院後の在宅に関する支援。誰一人、医療の隙間からこぼれないよう、最後まで支援することを第一に取り組んでいます。また、充実した医療ケアを提供する同院は、他の医療施設からの転院も多く、医療機関や福祉施設からの問い合わせや相談に応じるのも地域連携室の重要な役割です。
「患者様は一人ひとり病状も違いますし、家庭環境も異なります。患者様にとって何が必要かをしっかり見極め、患者様やご家族はもちろん、医療機関や施設などと密に連携を取りながら最善のサポートをご提供して参ります」と野中副室長。
病状の把握はもちろん、本人の希望や生活状況など、病状の向こう側まで視野にいれながら、安心して任せられる、頼れる、地域の総合病院を目指しています。