熊本県
ホームヘルパー
協会へ
ズームアップ!
介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で
積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。
介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。
熊本県
ホームヘルパー
協会へ
ズームアップ!
全国ホームヘルパー協議会
熊本県ホームヘルパー協議会
事務局 ☎096-297-8038
(熊本県介護福祉会事務局内)
会長 田尻 亨さん
“人生の最期を自宅で過ごしたい”その願いをかなえるのが私たちの仕事必要な人に必要なサービスを届けます
熊本県ホームヘルパー協議会は、ホームヘルプサービスの発展向上を目的とした研修会や全国的な訪問介護事業所に関する研究調査、広報活動などを、全国の協議会と連携して行っています。定期的に研修会や意見交換会などを開き、ホームヘルパーの資質の向上や働く環境の改善などを図る活動をしています。2023年の4月からは熊本県介護福祉会に事務局を移し、介護福祉士の目線とホームヘルパーとしての目線を共有して、多角的に地域を支えていきたいと考えています。
ホームヘルパーとは、在宅の高齢者や障がいを持った方の自宅を訪問して介護や家事支援サービスを行う仕事です。高齢者の多くは“人生の最期を自宅で暮したい”という願いを持ち、その思いを叶えるために専門の介護技術を持ってサポートするのがホームヘルパー。いわば「在宅ケアの最前線と最後の砦」です。昼夜を問わず利用者宅に訪問して、ほぼ1対1でサービスを提供するのですが、現場では単に介護や家事支援をすればよいというものではありません。ホームヘルパーには、利用者の自立を促しながらサポートをすることが求められています。たとえば、料理は利用者ができることを見つけて一緒に作ったり、着替えや入浴は本人ができることを促しながらサポートしたり、可能な限り自立してその人らしく暮らしていけるよう支えていくことが大きな使命です。
これからも高齢化は進み在宅介護のニーズは高まると考えられます。しかし、ホームヘルパーの人材不足は長年の課題です。社会的地位や給与の問題、介護報酬制度、少子高齢化など要因はいろいろありますが、今できることは現場で働く私たちが力を合わせてより良い職場環境を築くことだと思います。プロとして専門的な知識を習得し自負を持って仕事に取り組めるよう環境改善を図り、また次の担い手の育成も一丸となって取り組まなければなりません。いかなる時も必要な人に必要なサービスが届けられるよう、これからも活動を続けて参ります。