「白い天井」だけ見て、終わらない
1 今回は、現役の医師であり、正直家の管理者でもある私が、いま感じている「終活」。これについて、考えてみました。ご入居ご検討の参考に、されてください。
終わりよければ全てよし。ある有名な戯曲の題名です。いつの日か、必ず来る「自らの終わり」。人生という戯曲のフィナーレ(最終章)、これをどう演出するか?自らの最終章を思うことは、今を精いっぱい生きること。「縁起でもない」と、タブー視するのは簡単です。でもこれ、現実から目をそらし、今を大切にしていないことの「裏返し」、でもあるのです。
ピンピンコロリ。この世に生を受けた以上、与えられた人生を愉しく過ごし、潔く終わりたい。誰もがみな、そう思っています。が、人生の半ばで、病を得た方、介護が必要になった方、いらっしゃいます。そういうときこそ、正直家の出番、存在意義があるのです。
人生を、味わい尽くす
在宅医療の原点とは?それは、今まで生活してきた家・社会のなかで、暮らし続けることです。これが出来ないのなら、それに代わり得る策を講じる。介護・医療に支えられた生活支援はもちろんのこと、最後まで変わらぬ環境、顔見知りのスタッフに囲まれた空間で、日々穏やかに過ごす。これが、今の正直家がたどり着いた、ひとつの結論です。
生きてきたように、死んでいきます。フィナーレを迎えるその日まで、自分らしく生きていたい。これまでの長い人生を培って来られた、お一人お一人の「生きざま」。これを大切に尊重しながら、残された五感を刺激して、最後のその日まで愉しんでいただく「しかけ」、これを多数ご用意しております。ご本人さま・ご家族さまといっしょに、私たちも愚直に真摯に考え、実践してまいります。
介護で困ったこと、ありませんか?私たちと一緒に、もっと良い「終活」考えて行きましょう。