地域の多職種が連携し、
住民と共に支え合うまちづくりを目指す

みんな参加でまちづくり
      ~ミナサンカ~

熊本市東区の秋津、桜木、桜木東、若葉4校区の“あさひば”地区では、地域の医療、福祉、保健をはじめとする多職種の事業所や企業らが連携して、まちづくりに取り組む活動が進んでいます。
その活動内容や今後の課題について話を聞いてきました。

みんな参加でまちづくり ~ミナサンカ~

地域の多職種が連携し、
住民と共に支え合うまちづくりを目指す

みんな参加でまちづくり
     ~ミナサンカ~

熊本市東区の秋津、桜木、桜木東、若葉4校区の“あさひば”地区では、地域の医療、福祉、保健をはじめとする多職種の事業所や企業らが連携して、まちづくりに取り組む活動が進んでいます。
その活動内容や今後の課題について話を聞いてきました。

みんな参加でまちづくり ~ミナサンカ~

地域の企業や医療福祉が連携する
「ミナサンカ」が誕生

 熊本市東区の秋津、桜木、桜木東、若葉の4校区“あさひば”地区の圏域内に従来からあった「居宅包括連絡会」と「介護サービス事業所連絡会」。これらと、平成26年に発足した圏域内外にあって当地区へ医療、福祉、保健などで協力する事業所らで作る「介護予防支援活動委員会」が27年に統合、多職種連携会が発足しました。この多職種連携会と住民が協働し、まちづくりを進める場として29年6月地域・多職種連携会「ミナサンカ」が誕生。「ミナサンカ」という名称には、専門職や企業、地域住民らみんなが地域づくりに参画するようにとの思いが込められています。

多職種連携会の様子
多職種連携会の様子

地域住民によるまちづくりを
バックアップ

 地域の介護サービス事業所や医療機関、企業などがメンバーである地域・多職種連携会「ミナサンカ」は、本気で語り合える仲間づくり、情報の共有、研さんの場として月に一度の定例会で企画への協議を重ねており、今後は、地域の住民と関わる自治会長や民生委員といった人たちと連携を取ることで、地域づくりの後方支援という役割も担います。“地域の活動は地域の手によって主催運営される”という地域活動の原理に基づきながら、住民主体のまちづくりを企業やプロの力でサポートしたいと考え、みんなで支え合う地域づくりを目指しています。

平成29年6月に行われた地域・多職種連携会の発足会
平成29年6月に行われた地域・多職種連携会の発足会

できる人が、できる時に、
できる範囲で

 人や労力などの不足により消滅してしまう地域活動もあります。足りない人や技術などとマッチングし、取り組みの継続や発展を後方支援するためにも負担のない組織運営が必要です。6月に開かれた地域住民も参加した地域連携会には、150名が参加。この地区の連携に対する意識も高まっています。会のスローガンは「できる人が、できる時に、できる範囲で」。活動を継続していくため、参加者に負担のない参加型運営と連携を目指します。

できる人が、できる時に、できる範囲で

地域の特性を生かしたまちづくりを

 現在は、秋津、桜木、桜木東、若葉4校区の“あさひば”地区で活動。しかし、各校区で抱える問題に違いもあるのだとか。「将来的には、4校区がそれぞれの支部で、各地域の特性を生かしたまちづくりの協働の場を作ることが理想です。包括支援センターがいらなくなるくらい、住民と事業所が直接つながり合えれば」と、熊本市高齢者支援センターささえりあ桜木・秋津のセンター長・澤池伸一郎氏。
 地域・多職種連携会「ミナサンカ」では、活動や趣旨を地域住民に広く知ってもらうため、定例会などへの参加を呼び掛けると同時に、地域住民と各事業所がつながる橋渡し役を積極的に引き受けています。

地域の特性を生かしたまちづくりを
みんな参加でまちづくり ~ミナサンカ~
取 材 協 力
地域・多職種連携会「ミナサンカ」
毎月第3火曜日に定例会を行っています。
「できる人が、できる時に、できる範囲で」がスローガンです。気軽に参加してください
お問い合わせ
ミナサンカ事務局
(ささえりあ桜木・秋津)
熊本市東区花立2丁目4番5号 
花立ヒルズ1F
☎096(360)5550  
FAX:096(360)5100 
メール:higashi5@sakurajyuji.jp