地域包括支援センターにズームイン!!!
地域包括支援センター
高齢者が住み慣れた地域で生活できるように、
介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。
熊本市地域包括支援センター ささえりあ天神
- ・大江校区
- ・白山校区
- ・白川校区
地域に根差して、
高齢者が安心して暮らせる社会へ
熊本市の大江、白山、白川校区の高齢者の方とその家族をサポートするのは「ささえりあ天神」。2024年の4月から運営する法人の変更に伴い、拠点を大江に移して活動しています。「現在の場所は担当3校区のちょうど真ん中に位置します。どの校区からもアクセスが良いようにと、ここに決まったんです」と生活支援コーディネーターの木原さん。現在は、社会福祉士を始め保健師、主任ケアマネジャーなど8名が在籍して、多職種の連携で高齢者支援にあたっています。
ささえりあの活動は、高齢者の方が住み慣れた地域で尊厳ある生活が継続できることを目的に、さまざまな相談窓口として介護予防のケアプラン作成やニーズと資源のマッチングなど多角的に高齢者の困りごとに対応します。
「高齢者の方に対して、さまざまな支援やサービスがあるのですがなかなか皆さんに届いていない状況にあります。情報がもっとみなさんの目に留まりやすいように、同センターではイオン熊本中央店にご協力をいただいて、1階の空きスペースに常設のブースを準備して広報活動を行っています。たとえば、高齢者の方の権利を守るために成年後見制度の情報や在宅介護のこと、あるいは高齢者の方に注意していただきたい健康に関することなど、パンフレット等を設置して情報を発信しています。高齢者福祉に関する問い合わせについてはささえりあへご連絡ください。」と管理者の宮原さん。
他にも、地域が主体となって体操やレクリエーションなどを行って介護予防に努める“地域支え合い型サービス”や高齢者が集うサロンなど、地域主体型の活動をサポートするのも重要な仕事です。さらに、近隣の企業や学校に出向いて、“認知症サポーター養成講座”を開いたり福祉用具の体験型イベントを行ったりと、若い世代への働きかけも積極的に行っています。「どこの地域も高齢者の割合は増える傾向にあると思います。若い世代から福祉への理解を深めていけば、幅広い年齢層で高齢者の方を支える社会へと繋がっていくように思います」と宮原さん。『ささえりあ天神』は、これからも人と人・人と資源のつながりを考えながら、世代や分野を超えて高齢者の方が安心して暮らせる地域を目指して様々な活動を続けていきます。
地域支えあい型サービスの様子