この度、ホームページを開設いたしました。
皆様のお役に立つ情報を発信していきます。
ホームページを開設しました
2015-05-26 14:49
2015-05-26 14:49
この度、ホームページを開設いたしました。
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2015-05-23 20:21
いざ施設に入居しようと思っても、「自分がどの施設に適しているのか」というのは、なかなかわかりにくいもの。
ここでは、高齢者住宅・有料老人ホーム選びで後悔しないためのポイントを紹介します。
日常生活に介護が必要
最近病気をした、持病がある等医療的なケアが必要
A:病状は落ち着いているが、続けて治療を行うケアが必要
B:治療は必要ないが、リハビリや介護ケアが必要
在宅での生活が可能ですか
認知症と診断されていますか
身体的・機能的に著しい障がいがある
A:健康状態に不安があり必要になったら介護サービスを受ける
B:現在、元気。なるべく自立したいと考えている
経済的余裕がない
※上記の図はあくまで基準となります。各施設ごとに内容が異なる場合がございます。詳しくは、各施設へお問い合わせください。
いざ施設に入居しようと思っても、「自分がどの施設に適しているのか」というのは、なかなかわかりにくいもの。
ここでは、高齢者住宅・有料老人ホーム選びで後悔しないためのポイントを紹介します。
確認ポイント
・どこに住むか
・現在の健康状態は
・認知症の症状があるか
・1人で住むか、家族と住むか
・介護、生活支援、医療サービスが必要か
・現在の資金と今後の収入はどうか
※上記の図はあくまで基準となります。各施設ごとに内容が異なる場合がございます。詳しくは、各施設へお問い合わせください。
2015-05-22 13:40
月額利用料の価格表示では、食費が含まれないこともありますでの詳しくは各施設へお尋ねください。
2015-05-21 15:04
介護施設に入居した場合、どれぐらいの費用がかかるの?ひと口に介護施設といってもその種類はさまざま。
負担費用を把握して、入居を考える前にポイントを知っておきましょう。
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
※「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていない施設になるため、介護サービスが必要な方は外部への委託になります。
※オムツ代は介護保険給付に含まれますが、各種加算、個室料や
ユニット型個室タイプにより料金は異なり高額支払いの場合もあります。
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
介護付き有料老人ホームの場合は「居室料」、サービス付き高齢者向け住宅や高齢者住宅の場合は「家賃」と表記しています。一般の賃貸住宅と同様、部屋を使用する月々の料金のことです。長期入院や一時帰宅などでホームを離れる場合の対応は確認しましょう。
施設の共有部分の維持管理、事務や管理を担当するスタッフの人件費、消耗品費などに充てられます。水道光熱費を含む場合もあります。
介護保険を利用した場合、1ヶ月に使用した金額の1~3割を利用者が負担します。要介護度によって、介護保険で利用できる上限は決まっていて、利用限度額を超えて利用した場合、超えた分は全額自己負担になります。
「サービス付き高齢者向け住宅」の場合、ケアの専門家による状況把握と生活相談が義務付けられており、そのための人件費などの費用となります。
基本的には1日3食、1ヶ月換算で請求される場合が多いようですが、注文した分だけ計算される高齢者住宅もあります。
使用した分を実費で支払う場合と、定額の場合とがあります。居室に持ち込んだ家電製品の個数によって料金が認定されることも。
レクリエーションの参加費やおむつ、ウェットティッシュなどの消耗品費、クリーニング代などは自己負担になります。
介護施設に入居した場合、どれぐらいの費用がかかるの?ひと口に介護施設といってもその種類はさまざま。
負担費用を把握して、入居を考える前にポイントを知っておきましょう。
「家賃」+「管理費」+「食費」+「水道光熱費」
介護付き有料老人ホーム | 13~30万円 |
住宅型有料老人ホーム | 8~20万円 |
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
「家賃」+「管理費」+「食費」+「水道光熱費」+「状況把握・生活相談費」
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
※「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていない施設になるため、介護サービスが必要な方は外部への委託になります。
「家賃」+「介護保険一部負担額」+「食費」+「理美容代」+「日用品等」
特別養護老人ホーム(特養) | 7~14万円 |
介護医療院 | 8~15万円 |
介護老人保健施設 | 8~13万円 |
※オムツ代は介護保険給付に含まれますが、各種加算、個室料やユニット型個室タイプにより料金は異なり高額支払いの場合もあります。
「家賃」+「共益費」+「食費」
認知症高齢者グループホーム | 10~20万円 |
ケアハウス | 10~18万円 |
※医療保険や介護保険の自己負担分や諸経費、オムツ代は含まれておりません。
介護付き有料老人ホームの場合は「居室料」、サービス付き高齢者向け住宅や高齢者住宅の場合は「家賃」と表記しています。一般の賃貸住宅と同様、部屋を使用する月々の料金のことです。長期入院や一時帰宅などでホームを離れる場合の対応は確認しましょう。
施設の共有部分の維持管理、事務や管理を担当するスタッフの人件費、消耗品費などに充てられます。水道光熱費を含む場合もあります。
介護保険を利用した場合、1ヶ月に使用した金額の1~3割を利用者が負担します。要介護度によって、介護保険で利用できる上限は決まっていて、利用限度額を超えて利用した場合、超えた分は全額自己負担になります。
「サービス付き高齢者向け住宅」の場合、ケアの専門家による状況把握と生活相談が義務付けられており、そのための人件費などの費用となります。
基本的には1日3食、1ヶ月換算で請求される場合が多いようですが、注文した分だけ計算される高齢者住宅もあります。
使用した分を実費で支払う場合と、定額の場合とがあります。居室に持ち込んだ家電製品の個数によって料金が認定されることも。
レクリエーションの参加費やおむつ、ウェットティッシュなどの消耗品費、クリーニング代などは自己負担になります。
※上記金額はあくまで平均的目安です。詳しくは各施設へお問い合せください。
2015-05-20 17:11
介護サービスを受けるためには、要介護認定を受ける必要があり、認定を受けるためには、市町村に設置されている介護認定審査会の判断が必要となります。
介護認定審査会でまずはコンピューターによる一次判定、その結果を元にした学識経験者による二次判定が行われます。
その時間と認知症加算の合計を元に要支援1〜要介護5に判定されます。
要支援1 | 要介護認定等基準時間が25分以上32分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要支援2 | 要支援状態のうち、要介護認定等基準時間が32分以上50分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要介護1 | 要介護認定等基準時間が32分以上50分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要介護2 | 要介護認定等基準時間が50分以上70分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要介護3 | 要介護認定等基準時間が70分以上90分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要介護4 | 要介護認定等基準時間が90分以上110分未満又はこれに相当すると認められる状態 |
要介護5 | 要介護認定等基準時間が110分以上又はこれに相当すると認められる状態 |
※これはあくまでも目安ですので、各個人の状態と完全には一致しないこともあり得ます。
介護保険で利用できる上限は決まっています。
この利用限度額を超えて利用された場合、超えた額は全額自己負担となります。
要介護度 | 利用限度額/月 | 利用者負担額/月(1割負担の場合) |
---|---|---|
要支援1 | 050,320円 | 05,032円 |
要支援2 | 105,310円 | 10,531円 |
要介護1 | 167,650円 | 16,765円 |
要介護2 | 197,050円 | 19,705円 |
要介護3 | 270,480円 | 27,048円 |
要介護4 | 309,380円 | 30,938円 |
要介護5 | 362,170円 | 36,217円 |
※上の表の利用者負担額は、1割負担の場合を想定して記載しています。
※利用限度額は目安でありお住いの市町村の使用するサービスによって異なります。
※詳しい内容につきましては、各市町村役場へお問い合わせ下さい。
2015-05-19 16:07
2025年、団塊の世代が75歳以上となり、介護が必要な高齢者の数が急増することが予想されています。
これに備えて国は介護保険法を改正、全国一律の介護保険給付は一部縮小され、市区町村が独自に行う地域支援事業の重要度が増しています。2015年春の改正における4つのポイントと熊本市の取り組みについて、市の高齢介護福祉課に話を聞きました。
厚生労働省では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく最期まで暮らすために必要な支援体制「地域包括ケアシステム」を、2025年までに整えることを目指しています。これは、高齢者がこれまで生活してきた地域で安心して暮らし続けられるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体で提供するものです。その実現に向けて、熊本市でも今年度、平成27年度~29年度を計画期間とする「第6期はつらつプラン」を策定し、在宅医療・介護の推進、認知症高齢者の支援、介護予防と健康づくり及び生活支援の推進などに重点的に取り組むこととしています。
現在、介護保険サービス利用の際には年収などにかかわらず利用者の1割負担となっていますが、平成27年8月から一部利用者の負担が増加します。具体的な基準として、合計所得金額160万円以上の方が2割負担でのサービス利用となります。また、高額介護サービス費の上限も引き上げられます。医療保険の高額療養費に合わせる形で、現役並み所得に相当する人がいる世帯では、これまでの3万7200円から4万4400円になります。
介護施設での食費・居住費の負担額を減額する特定入所者介護(予防)サービス費も見直しが行われ、配偶者の所得、預貯金、非課税年金が勘案されます。配偶者が住民税課税者である場合は対象外となり、預貯金等については、単身の場合は1千万円を超えるとき、夫婦の場合は2千万円を超えるときは対象になりません。非課税の遺族年金、障害年金も審査の対象となります。熊本市では平成27年4月から、第1号保険料が13段階に多段階化され、低所得者の保険料軽減等を行っています。平成27年度~29年度の保険料の基準額は月額5700円になります。住所地特例も見直され、サービス付き高齢者向け住宅など対象となる施設が増加します。
待機者が多い「特別養護老人ホーム」については平成27年4月から入所条件が設けられ、原則、新規入所は要介護3以上の人に限定されます。ただし、要介護1や2の人でも、やむを得ない事情で特別養護老人ホーム以外での生活が困難だと認められる場合には、特例的に入所することができます。
「要支援」を対象とする全国一律の予防給付のうち、訪問介護と通所介護は市町村独自の介護予防・生活支援サービス事業として、新しい総合事業サービスに移行。訪問看護、福祉用具などは、引き続き介護予防給付によるサービス提供を継続します。なお、新しい総合事業の導入時期は市町村によって異なりますが、熊本市では平成29年度から移行する予定です。
新しい総合事業の導入に併せて、生活支援コーディネーターと協議体の設置も制度化されます。熊本市では平成27年10月より、27カ所の地域包括支援センターごとに、情報共有・連携強化の場となる「協議体」と「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」1名を設置。地域のニーズと資源に目を向け、関係者のネットワーク化や生活支援の担い手の養成、ニーズとサービスのマッチングなどを行います。
以上が2015年介護保険法改正の主なポイントとなりますが、ひとりひとり置かれた状況は異なります。「誰に相談したらいいか分からない」「自分が対象になるか知りたい」など、介護保険制度に関する相談がある方は、各市町村の介護保険担当課へお問い合わせください。
熊本市健康福祉子ども局 高齢介護福祉課
TEL 096-328-2347 FAX 096-327-0855
熊本市健康福祉子ども局 高齢介護福祉課(熊本市HP)http://www.city.kumamoto.jp/
2015年介護保険改正の主なポイントを知ろう
2025年、団塊の世代が75歳以上となり、介護が必要な高齢者の数が急増することが予想されています。
これに備えて国は介護保険法を改正、全国一律の介護保険給付は一部縮小され、市区町村が独自に行う地域支援事業の重要度が増しています。2015年春の改正における4つのポイントと熊本市の取り組みについて、市の高齢介護福祉課に話を聞きました。
地域包括ケアシステムの構築
厚生労働省では、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく最期まで暮らすために必要な支援体制「地域包括ケアシステム」を、2025年までに整えることを目指しています。これは、高齢者がこれまで生活してきた地域で安心して暮らし続けられるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体で提供するものです。その実現に向けて、熊本市でも今年度、平成27年度~29年度を計画期間とする「第6期はつらつプラン」を策定し、在宅医療・介護の推進、認知症高齢者の支援、介護予防と健康づくり及び生活支援の推進などに重点的に取り組むこととしています。
さまざまな費用負担の見直し
現在、介護保険サービス利用の際には年収などにかかわらず利用者の1割負担となっていますが、平成27年8月から一部利用者の負担が増加します。具体的な基準として、合計所得金額160万円以上の方が2割負担でのサービス利用となります。また、高額介護サービス費の上限も引き上げられます。医療保険の高額療養費に合わせる形で、現役並み所得に相当する人がいる世帯では、これまでの3万7200円から4万4400円になります。
介護施設での食費・居住費の負担額を減額する特定入所者介護(予防)サービス費も見直しが行われ、配偶者の所得、預貯金、非課税年金が勘案されます。配偶者が住民税課税者である場合は対象外となり、預貯金等については、単身の場合は1千万円を超えるとき、夫婦の場合は2千万円を超えるときは対象になりません。非課税の遺族年金、障害年金も審査の対象となります。熊本市では平成27年4月から、第1号保険料が13段階に多段階化され、低所得者の保険料軽減等を行っています。平成27年度~29年度の保険料の基準額は月額5700円になります。住所地特例も見直され、サービス付き高齢者向け住宅など対象となる施設が増加します。
待機者が多い「特別養護老人ホーム」については平成27年4月から入所条件が設けられ、原則、新規入所は要介護3以上の人に限定されます。ただし、要介護1や2の人でも、やむを得ない事情で特別養護老人ホーム以外での生活が困難だと認められる場合には、特例的に入所することができます。
「要支援」を対象とする全国一律の予防給付のうち、訪問介護と通所介護は市町村独自の介護予防・生活支援サービス事業として、新しい総合事業サービスに移行。訪問看護、福祉用具などは、引き続き介護予防給付によるサービス提供を継続します。なお、新しい総合事業の導入時期は市町村によって異なりますが、熊本市では平成29年度から移行する予定です。
新しい総合事業の導入に併せて、生活支援コーディネーターと協議体の設置も制度化されます。熊本市では平成27年10月より、27カ所の地域包括支援センターごとに、情報共有・連携強化の場となる「協議体」と「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」1名を設置。地域のニーズと資源に目を向け、関係者のネットワーク化や生活支援の担い手の養成、ニーズとサービスのマッチングなどを行います。
介護保険制度に関する相談は各市町村の窓口へ
以上が2015年介護保険法改正の主なポイントとなりますが、ひとりひとり置かれた状況は異なります。「誰に相談したらいいか分からない」「自分が対象になるか知りたい」など、介護保険制度に関する相談がある方は、各市町村の介護保険担当課へお問い合わせください。
<熊本市の介護保険関係相談窓口>
熊本市健康福祉子ども局 高齢介護福祉課
TEL 096-328-2347
FAX 096-327-0855
熊本市健康福祉子ども局
高齢介護福祉課(熊本市HP)
http://www.city.kumamoto.jp/
2015-05-19 15:20
「高齢者支援センターささえりあ」は、保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士などの専門スタッフが、高齢者が住み慣れた地域で尊厳のある生活を継続することができるよう、支援業務などを行う相談窓口です。「ささえりあ帯山」は、託麻原、帯山、帯山西小学校区を担当しています。
かつては、介護保険の利用方法などのご相談が多かったのですが、最近では家族に関する様々な問題や虐待のケースなど、相談の内容が複雑化・深刻化しています。このような世相を受け、行政と共に医療機関や介護サービス事業所、さらに地域の民生委員、自治会などが協働しながら、高齢者を支えていく必要性がますます叫ばれています。私たちの圏域では「地域ケア会議」や「認知症事例検討会」などを行うことで、高齢者とその家族を支えるためのしくみづくりに、多職種協働で取り組んでいます。
平成23年度には「徘徊者捜索・声かけ模擬訓練」を開催し、路上で迷っている高齢者の方への声のかけ方や、警察への通報の仕方などの模擬訓練を行いました。また、今年3月には、3校区それぞれでアンケート調査を実施し、上がってきた課題をとりまとめて合同で対応策を検討する地域ケア共同推進会議兼学習会(3校区社協主催)も開催しました。それぞれの地域性を踏まえながら、困りごとや問題に向き合い、みんなで支え合えるような地域包括ケアシステムを構築したいですね。
熊本市高齢者支援センターささえりあ帯山
センター長
那須 久史さん
現在、入院の約5割を認知症の患者さんが占める、熊本大学医学部附属病院の神経精神科病棟。認知症と同時に、他の疾患をかかえている人も多く見られます。
民間との大きな違いは、最長でも3か月という短期の入院期間内に、専門医の視点から高度な検査を行い、最適な治療方法を探ること。その間に、専属のワーカー(精神保健福祉士)が、本人や家族とじっくり向き合います。患者さんの今後の生活をサポートする上で、個々の人柄や生活習慣を理解し、尊重することは何よりも重要。入院時から、退院後の生活を想定しながら患者さんへの理解を深め、施設と話し合いを重ねたり、帰る場所となる家庭の訪問指導にも足を運びます。
この病棟に精神保健福祉士が配置されてから、約3年が経ちます。認知症患者に寄り添う専門のワーカーは切望されながらも、まだまだ少ないのが現状ですが、患者の目線から病院と地域、家庭をつなぐ重要な役割を果たし、退院後でも、何かあれば相談できる場所として期待されています。
熊本大学医学部附属病院
神経精神科 精神保健福祉士
四郎園 綾子さん
熊本市高齢者支援センター
ささえりあ帯山 センター長
那須 久史さん
「高齢者支援センターささえりあ」は、保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士などの専門スタッフが、高齢者が住み慣れた地域で尊厳のある生活を継続することができるよう、支援業務などを行う相談窓口です。「ささえりあ帯山」は、託麻原、帯山、帯山西小学校区を担当しています。
かつては、介護保険の利用方法などのご相談が多かったのですが、最近では家族に関する様々な問題や虐待のケースなど、相談の内容が複雑化・深刻化しています。このような世相を受け、行政と共に医療機関や介護サービス事業所、さらに地域の民生委員、自治会などが協働しながら、高齢者を支えていく必要性がますます叫ばれています。私たちの圏域では「地域ケア会議」や「認知症事例検討会」などを行うことで、高齢者とその家族を支えるためのしくみづくりに、多職種協働で取り組んでいます。
平成23年度には「徘徊者捜索・声かけ模擬訓練」を開催し、路上で迷っている高齢者の方への声のかけ方や、警察への通報の仕方などの模擬訓練を行いました。また、今年3月には、3校区それぞれでアンケート調査を実施し、上がってきた課題をとりまとめて合同で対応策を検討する地域ケア共同推進会議兼学習会(3校区社協主催)も開催しました。それぞれの地域性を踏まえながら、困りごとや問題に向き合い、みんなで支え合えるような地域包括ケアシステムを構築したいですね。
熊本大学医学部附属病院
神経精神科 精神保健福祉士
四郎園 綾子さん
現在、入院の約5割を認知症の患者さんが占める、熊本大学医学部附属病院の神経精神科病棟。認知症と同時に、他の疾患をかかえている人も多く見られます。
民間との大きな違いは、最長でも3か月という短期の入院期間内に、専門医の視点から高度な検査を行い、最適な治療方法を探ること。その間に、専属のワーカー(精神保健福祉士)が、本人や家族とじっくり向き合います。患者さんの今後の生活をサポートする上で、個々の人柄や生活習慣を理解し、尊重することは何よりも重要。入院時から、退院後の生活を想定しながら患者さんへの理解を深め、施設と話し合いを重ねたり、帰る場所となる家庭の訪問指導にも足を運びます。
この病棟に精神保健福祉士が配置されてから、約3年が経ちます。認知症患者に寄り添う専門のワーカーは切望されながらも、まだまだ少ないのが現状ですが、患者の目線から病院と地域、家庭をつなぐ重要な役割を果たし、退院後でも、何かあれば相談できる場所として期待されています。
2015-05-19 15:18
高齢化に向かって歩み続ける日本。経済・労働・医療など様々な要素が複雑に絡み老人問題は山積しています。人は皆、等しく老いを迎え、介護が必要になる時が来ます。豊かでやすらぎのある高齢社会に不可欠な老人福祉施設を支えるために、これまで以上に若い人材が必要です。現場で働くわたしたちは介護の専門性をより一層高め、人材育成を行うことが老人問題を解決へ導く一つのカギになると考えます。
法改正後の2015年4月はこれからの介護を見直す節目。認知症対応への評価や介護職の処遇はまだまだ低く、十分ではありませんし、デイサービス・特定施設・特別養護老人ホームの全体改定率は大幅に引き下げられました。これを受けて介護される側、する側双方に有用な新しいしくみを考え、ケア体制の再構築をし、介護の評価を高めなければなりません。
今後は医療と看護、介護に携わる者の相互理解に基づいた強力な連携がますます必要になる時代。インドネシア・フィリピン・ベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受け入れや介護ロボットの活躍の場も増えますが、介護の基本は人の手から伝える思いやりです。安心して自分らしい生活を送れる老人福祉施設が望まれる今、より厚い信頼を得るために労働環境を整え、人材育成に力を注いで介護職の地位向上のため積極的に活動します。
全国老人福祉施設協議会副会長・
熊本県老人福祉施設協議会会長
熊本県在宅介護支援センター協議会副会長
特別養護老人ホーム白寿園施設長
鴻江 圭子さん
全国老人福祉施設協議会副会長・熊本県老人福祉施設協議会会長熊本県在宅介護支援センター協議会副会長特別養護老人ホーム白寿園施設長
鴻江 圭子さん
高齢化に向かって歩み続ける日本。経済・労働・医療など様々な要素が複雑に絡み老人問題は山積しています。人は皆、等しく老いを迎え、介護が必要になる時が来ます。豊かでやすらぎのある高齢社会に不可欠な老人福祉施設を支えるために、これまで以上に若い人材が必要です。現場で働くわたしたちは介護の専門性をより一層高め、人材育成を行うことが老人問題を解決へ導く一つのカギになると考えます。
法改正後の2015年4月はこれからの介護を見直す節目。認知症対応への評価や介護職の処遇はまだまだ低く、十分ではありませんし、デイサービス・特定施設・特別養護老人ホームの全体改定率は大幅に引き下げられました。これを受けて介護される側、する側双方に有用な新しいしくみを考え、ケア体制の再構築をし、介護の評価を高めなければなりません。
今後は医療と看護、介護に携わる者の相互理解に基づいた強力な連携がますます必要になる時代。インドネシア・フィリピン・ベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受け入れや介護ロボットの活躍の場も増えますが、介護の基本は人の手から伝える思いやりです。安心して自分らしい生活を送れる老人福祉施設が望まれる今、より厚い信頼を得るために労働環境を整え、人材育成に力を注いで介護職の地位向上のため積極的に活動します。
2015-05-19 15:08
「同じことを何度も言う」「何をするのもおっくうになった」「物忘れがひどい」など、認知症の症状はさまざま。また、一口に「認知症」といっても「アルツハイマー病」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭葉変性症」など、実に100種類以上の原因疾患があります。残念ながら、認知症の多くは根治が望めませんが、中には治療可能なものや発症を予防できるものもあります。早期発見・早期診断をすることで、進行を遅らせたり、部分的に症状を改善することが可能なので、気になる症状があれば、すぐにかかりつけ医や専門機関に相談することが大切です。
現在、熊本県においても、認知症の高齢者が増え続けており、最近の推計方法では、2025年には、10万人を超すと言われ、65歳以上の高齢者の5人に1人は認知症患者になると見込まれています。このような中、熊本県全体において行政、民間そして地域住民が一体となった認知症対策への取り組みが本格化しています。
熊本県では、平成20年に「長寿を恐れない社会」(現在は「長寿を楽しむ社会」)をめざし、認知症対策を県の重点施策として位置付けて以来、医療・介護・地域、それぞれの支援体制を強化しています。医療面においては、「熊本モデル」と呼ばれる認知症の診療・治療体制を整えています。具体的には、認知症の早期発見・診療体制の充実、医療と介護の連携強化、専門医療相談の充実を図ることを目的に「認知症疾患医療センター」を県内10か所に整備。このことにより、県内のさまざまな地域で、充実した認知症ケアを受けることができるようになりました。また、地域のかかりつけ医に対して、認知症知識・技術習得のための研修を行ったり、「認知症サポート医」の養成、さらに市町村による認知症の疑いがある人への直接訪問なども始まりつつあり、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう取り組みがなされています。
また、熊本県独自の取り組みとして、市町村から「認知症ケアアドバイザー」を講師として介護事業所に直接派遣することで、介護施設全体の質の向上に努めています。さらに、若年性認知症者(65歳未満で認知症を発症された方)対策として、平成25年度から、若年性認知症受け入れ可能な介護サービス事業所への研修会を実施したり、平成26年度からは、若年性認知症専門のコーディネーターを認知症コールセンターに配置するなどの取り組みを進めています。
地域支援に関しては、「認知症サポーター」の養成を継続して行っています。熊本県は、同サポーターの養成率が5年連続で全国一位となっており、県民の9人に1人が「認知症サポーター」(平成26年12月末時点で、212366人)です。企業や小中学生など、さまざまな立場・年齢層の方たちが、積極的に認知症サポーターとして活動しています。また、より知識を深めたいという人たちのためのステップアップ研修会などもあり、サポーターが参加する傾聴ボランティアや 認知症カフェなど、地域全体で認知症を見守ろうとする取り組みが活発化しています。
熊本県では「認知症コールセンター」(図2)を設置し、介護経験者や専門職がさまざまな悩み相談に応じています。認知症患者や、その家族からの気になる症状についての悩みや疑問などを、電話、メール、訪問相談などで受け付けており、介護家族の交流会なども開催しています。認知症のことで困ったときは、一人で抱え込まず、コールセンターを利用したり、市町村が設置する高齢者の相談窓口である地域包括支援センター、かかりつけ医などに気軽に相談してみましょう。
熊本県健康福祉部長寿社会局認知症対策・地域ケア推進課)
大切なのは、早期発見・早期診断
認知症を理解し、みんなで支えあう会社
脳の病気によって記憶力や判断力が低下することで、日常生活に支障が出る認知症。
熊本県においても年々患者数が増えていることから、さまざまな対策がなされています。
今回は、気になる認知症について特集します。
認知症といっても、原因疾患や症状はさまざま
「同じことを何度も言う」「何をするのもおっくうになった」「物忘れがひどい」など、認知症の症状はさまざま。また、一口に「認知症」といっても「アルツハイマー病」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭葉変性症」など、実に100種類以上の原因疾患があります。残念ながら、認知症の多くは根治が望めませんが、中には治療可能なものや発症を予防できるものもあります。早期発見・早期診断をすることで、進行を遅らせたり、部分的に症状を改善することが可能なので、気になる症状があれば、すぐにかかりつけ医や専門機関に相談することが大切です。
増えい続ける認知症に対して熊本で行われる取り組み
現在、熊本県においても、認知症の高齢者が増え続けており、最近の推計方法では、2025年には、10万人を超すと言われ、65歳以上の高齢者の5人に1人は認知症患者になると見込まれています。このような中、熊本県全体において行政、民間そして地域住民が一体となった認知症対策への取り組みが本格化しています。
熊本県では、平成20年に「長寿を恐れない社会」(現在は「長寿を楽しむ社会」)をめざし、認知症対策を県の重点施策として位置付けて以来、医療・介護・地域、それぞれの支援体制を強化しています。医療面においては、「熊本モデル」と呼ばれる認知症の診療・治療体制を整えています。具体的には、認知症の早期発見・診療体制の充実、医療と介護の連携強化、専門医療相談の充実を図ることを目的に「認知症疾患医療センター」を県内10か所に整備。このことにより、県内のさまざまな地域で、充実した認知症ケアを受けることができるようになりました。また、地域のかかりつけ医に対して、認知症知識・技術習得のための研修を行ったり、「認知症サポート医」の養成、さらに市町村による認知症の疑いがある人への直接訪問なども始まりつつあり、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう取り組みがなされています。
また、熊本県独自の取り組みとして、市町村から「認知症ケアアドバイザー」を講師として介護事業所に直接派遣することで、介護施設全体の質の向上に努めています。さらに、若年性認知症者(65歳未満で認知症を発症された方)対策として、平成25年度から、若年性認知症受け入れ可能な介護サービス事業所への研修会を実施したり、平成26年度からは、若年性認知症専門のコーディネーターを認知症コールセンターに配置するなどの取り組みを進めています。
熊本県は、認知症サポーター養成率5年連続日本一
地域支援に関しては、「認知症サポーター」の養成を継続して行っています。熊本県は、同サポーターの養成率が5年連続で全国一位となっており、県民の9人に1人が「認知症サポーター」(平成26年12月末時点で、212366人)です。企業や小中学生など、さまざまな立場・年齢層の方たちが、積極的に認知症サポーターとして活動しています。また、より知識を深めたいという人たちのためのステップアップ研修会などもあり、サポーターが参加する傾聴ボランティアや 認知症カフェなど、地域全体で認知症を見守ろうとする取り組みが活発化しています。
熊本県では「認知症コールセンター」(図2)を設置し、介護経験者や専門職がさまざまな悩み相談に応じています。認知症患者や、その家族からの気になる症状についての悩みや疑問などを、電話、メール、訪問相談などで受け付けており、介護家族の交流会なども開催しています。認知症のことで困ったときは、一人で抱え込まず、コールセンターを利用したり、市町村が設置する高齢者の相談窓口である地域包括支援センター、かかりつけ医などに気軽に相談してみましょう。
熊本県健康福祉部長寿社会局認知症対策・地域ケア推進課
2015-05-19 15:05
人間誰しも、自分の老後や死後の心配なく安心して暮らしたいもの。万一のとき、大切な家族がお金を巡って争うことのないように、元気なうちに進めておきたい手続きについて「太田黒司法書士事務所」(熊本市)の太田黒崇さんに話を聞きました。
老いは誰の身にも起こること。足腰の自由がきかなくなったり、認知症になることも珍しくありません。大切な財産の管理や、さまざまな契約に関することを家族に任せきりにしていては、さまざまなトラブルのもとになる可能性があります。「うちは財産なんてないから」と言う人でも、預貯金や土地、家があれば立派な財産です。自分に何かあったとき、遺族がお金を巡って争うことのないように、
元気なうちだからこそできる備えがあります。
大切な財産を守るという意味でも、あえて家族ではなく外部の信頼できる
プロに相談することをおすすめします。
平成27年1月1日から、相続税の基礎控除が縮小されています。
改正前
5,000万円 +1,000万円
×
法定相続人の数
改正後
3,000万円 + 600万円
×
法定相続人の数
司法書士事務所では以下のような契約を事前に結ぶことによって、安心して老後を暮らしていただくお手伝いをしています。
元気なうちに備えておこう
【事務委任契約】【遺言書作成】
「事務委任契約」は、判断能力は充分にあっても寝たきりなど、身体の自由が効かなくなったときのために備える契約です。さまざまな事務手続きを代行してもらえるほか、相続人が財産を許可なく使ってしまうことを防ぐなど財産を守る意味もあります。あわせてこの段階で正式な遺言書を残しておくと安心です。
認知症になっても安心
【成年後見制度】【任意後見契約】
「成年後見制度」は認知症を発症した高齢者など、判断能力の不十分な人を保護し、最後まで人として立派に生きていけるようにするための制度です。判断能力が正常で、自分で後見人を選ぶ能力がある人は「任意後見契約」を利用することができます。財産の管理、介護や生活面の手配など、将来困らないための「老い支度」とも言えるでしょう。
もしものときのための備え
【死後事務委任契約】
「任意後見契約」は生前のサポートであるため、死後は契約が終了します。死亡した事を友人などに通知したり、お葬式を行ったり、生前の医療費などの未払い分を代理で精算したり、様々な事務手続きの代行ができるのが「死後事務委任契約」です。特に一人暮らしの方は、「任意後見契約」とあわせて「死後事務委任契約」を検討されてみてはいかがでしょうか。
人間誰しも、自分の老後や死後の心配なく安心して暮らしたいもの。万一のとき、大切な家族がお金を巡って争うことのないように、元気なうちに進めておきたい手続きについて「太田黒司法書士事務所」(熊本市)の太田黒崇さんに話を聞きました。
老いは誰の身にも起こること。足腰の自由がきかなくなったり、認知症になることも珍しくありません。大切な財産の管理や、さまざまな契約に関することを家族に任せきりにしていては、さまざまなトラブルのもとになる可能性があります。
「うちは財産なんてないから」と言う人でも、預貯金や土地、家があれば立派な財産です。自分に何かあったとき、遺族がお金を巡って争うことのないように、元気なうちだからこそできる備えがあります。
大切な財産を守るという意味でも、あえて家族ではなく外部の信頼できるプロに相談することをおすすめします。
平成27年1月1日から、相続税の基礎控除が縮小されています。
5,000万円 +1,000万円×法定相続人の数
3,000万円 + 600万円×法定相続人の数
司法書士事務所では以下のような契約を事前に結ぶことによって、安心して老後を暮らしていただくお手伝いをしています。
●上記に関するご相談は、太田黒司法書士事務所にお気軽にご相談ください。出張相談も承ります。