年別アーカイブ: 2023年

藤崎八旛宮隣にサービス付き高齢者向け住宅『ココファン藤崎の杜』様がオープンしました!

2023-02-06 08:00

おはようございます☀ 立春が過ぎ春の始まりとなりました😊昨日は朝から空が綺麗で良いお天気でしたね🍀 このまま暖かくなるといいのですが、まだ2月。今週はお天気が崩れそうです🌂💦  この後もまだ寒い日があると思うので、皆さんも体調管理には気をつけて下さいね!

先日、熊本市中央区にある藤崎八旛宮の隣に2月1日にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅『ココファン藤崎の杜』様にお邪魔させていただきました!こちらは高齢者住宅を全国190拠点展開する「学研ココファン」様が運営母体となります。昨年の6月にオープンしたココファン上水前寺様に続いて、熊本では10棟目になります✨

建物は地上5階建てで高級マンションを思わせる佇まい。59戸あり、1人部屋が51室、2人部屋が8室あり、訪問介護併設となります。介護認定をお持ちでない自立の方から、要支援〜要介護5までの介護が必要な方もご入居可能となっております。

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場所は藤崎八旛宮の参道を入り、向かって右側の位置に『ココファン藤崎の杜』はあります。3号線から明午橋に向かい、橋を渡る手前から左に入った奥になります! 藤崎八旛宮は熊本の総鎮守として代表的な神社です。初詣で参拝された方も多いのではないでしょうか。私もココファン藤崎の杜様の見学会の後、参拝させていただきました😊

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当高齢者住宅の正面玄関を入ってすぐ目に入ってくるのは、高級感溢れるライブラリーです✨学研さんといえば、出版物の発行や教材などで有名ですよね📚  中庭を観ながら、ゆったりとした心地良い空間で『学研図書📗✨』を楽しむ事ができます。色々なジャンルの本があり、興味深い本が沢山ありました😊📙 入居者様は自由にご利用する事ができるそうです✨

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1階の食堂の横には中庭があり、お天気の良い日には日向ぼっこができますね〜☀️とっても気持ち良さそうです🍀

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2階〜5階まで居室になっており、各階のエレベーター横にはラウンジがあり、入居者様同士でお話をしたり、ご家族が面会に来られた時に利用できるスペースになっております😊

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廊下は広々と取ってあり、手すりも付いているので歩行訓練もできますね! 車椅子の方も安心して移動する事ができます。

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次の写真はモデルルームでAタイプの1人部屋になります。トイレ、洗面台、クローゼット、エアコン、照明、スプリンクラー、ナースコール等が付いており、ベッドやテレビなどは持ち込みとなります。

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次の写真は、お部屋から見える景色です✨白川沿いにあるので、お部屋の向きによっては、白川を眺めながら自然を感じる事ができます🏞

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最後の写真はココファン藤崎の杜の石田所長です。いつお会いしても穏やかな雰囲気の石田所長✨ 入居者様に寄り添って、優しくサポートされているのが伝わってきます。そんな素敵な石田所長からの一言メッセージです。「ココファンでは、コロナ禍でも面会もでき、外出制限もありません。ご家族やご友人との交流も大切にしながら、その方らしさを保って暮らしていただけます。現地内覧も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい」との事です😊

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こちらはオープン前から申し込みが殺到し、残りも後わずかになってます!気になられる方は早めにご見学をおすすめします!

『ココファン藤崎の杜』様の詳細はこちら

 

 

 

 

 

 

最後ま食べることをで目指す高齢者の口腔ケア

2023-01-30 13:56

「口のしまい」がキーワード
最後ま食べることを
目指す高齢者の口腔ケア

平成元年から始まった「80歳で20本の歯を保とう」という8020運動。約30年で達成率50%以上となり、多くの高齢者が歯の健康を維持できるようになりました。その一方で、「介護が必要になった段階で歯の健康をどう維持していくか」「全身状態を踏まえた、その人にとって最適な口内終活とは?」など、高齢化に伴った新たな課題も生まれています。

一般社団法人 熊本県歯科医師会 副会長 松本 信久さん
一般社団法人
熊本県歯科医師会
副会長
松本 信久さん

「口のしまい」がキーワード
最後ま食べることをで
目指す高齢者の口腔ケア

平成元年から始まった「80歳で20本の歯を保とう」という8020運動。約30年で達成率50%以上となり、多くの高齢者が歯の健康を維持できるようになりました。その一方で、「介護が必要になった段階で歯の健康をどう維持していくか」「全身状態を踏まえた、その人にとって最適な口内終活とは?」など、高齢化に伴った新たな課題も生まれています。

一般社団法人
熊本県歯科医師会
副会長
松本 信久さん
一般社団法人 熊本県歯科医師会 副会長 松本 信久さん

高齢者の口内トラブルは
増加&複雑化傾向

管理が不十分でカピが生えている入れ歯管理が不十分でカピが生えている入れ歯

「8020運動の取り組みによって多くの歯が残せていることは喜ばしいことですが、そのことが虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎の一因になる場合も多いため、介護の現場でもますます口の中の健康管理が大切になります。また食べることによって口腔内は自浄され唾液によって義歯も安定しますので、多職種連携により口から食べさせていくことが口腔健康管理には重要です」と松本先生。歯科医師が治療として行う口腔機能管理、歯科衛生士が専門的ケアとして行う口腔衛生管理、そして介護の現場での日常的な口腔清掃や食事の準備など、これまで以上に多職種の連携が必要になっているのです。

では口腔ケアがおろそかになるとどうなるのでしようか?「まず活舌の低下・食べこぼし・軽いむせ、噛めない食品の増加といったオーラルフレイル=ささいな口腔機能の衰えから始まり、口の中の不調を放置することで噛めない⇒軟らかいものの摂取⇒咀嚼機能低下という悪循環になり、そして食欲の低下・口腔機能の低下から全身の健康や栄養状態に影響を及ぼすことが明らかになっています。さらに認知症や寝たきりになった場合、口の中を確認すること自体が難しくなることもあり、その前の段階から口内の把握をしておくことが重要です。要介護者の約9割は何らかの歯科治療が必要ですが、実際の受診は3割にも満たないのが現状です」。

介護現場で実際にあった歯のトラブル
  • 認知症の男性が発熱。原因が分からず調べたところ、誤飲した入れ歯がのどに引っかかっていたことが判明。
  • 介護施設に入所した際に自分の歯であるという申し送りだったが、実は入れ歯だった。
    そのため入所以来、入れ歯のケアが一切できていなかった。
  • 寝たきりでくいしばりが強い高齢者。尖った歯が唇に刺さり、そこに潰癌が発生していた。

コミュニケーションや適切な
ケアグッズで痛みや不安を軽減

そもそも口腔ケアの目的は、汚れを取る・唾液を促す・舌の動きを良くすることです。「特に高齢者にとっては飲み込みを維持することが大切。そのためにも消化を助けるための唾液分泌、また飲み込む力を生む舌圧も大切なポイントです」と松本先生。そして実際に高齢者の口腔ケアを行う場合、いくつかの秘訣があります。「認知症の方にとっては、予期しない接触は不安が大きいものです。最初から口の中を見るのではなく、首や肩回りをほぐしてまずは当事者をリラックスさせましよう。また口の中だけではなく、口の周りや頬、またおでこなども軽くマッサージして表情筋を刺激することも忘れないでください。こうやって口の中のケアを続けると、表情が豊かになっていく方もいらっしゃいます」。

また薬の影響で出血がしやすい・乾燥で刺激に弱いなどの問題を抱える高齢者の口腔ケアには、専用の歯ブラシや保湿ジェルなど、適切なケアグッズの準備も大切。痛みや不安をできるだけ取り除きながらの処置を、目指していきましょう。

口腔の状態にあった適切な器具を選択しよう

重要なのはかかりつけ
歯科医と認知症初期の受診

とは言っても、入れ歯の不具合や飲み込みの衰えといった口腔トラブルは、兆しの段階から維持・予防することが最も重要です。その場合のポイントを、松本先生に聞いてみました。

「75歳になると、義歯の状況把握や飲み込む力を評価する反復唾液嚥下テストが含まれる後期高齢者歯科口腔健診が受けられます。その時にぜひ、かかりつけとなる歯科医を見つけておきましよう。

また認知症と診断されたら、意思疎通が難しくなる前にまずは歯科を受診して、口腔はもちろん既往歴や服薬状況も確認してもらうことがおすすめ。多く残した歯や入れ歯などの補填物が大きなリスクにならないよう、“口の終い”を考慮した管理が重要です」。

熊本県歯科医師会では、寝たきりなどで歯科に通院が困難な方の相談窓口「在宅歯科医療連携室」を設置しています。在宅や施設、医療機関問わず訪問歯科を必要としている場合は、ぜひ活用してください。

高齢者16,462人・かかりつけ歯科医の有無と
6年間累積生存率較差・性別
データ出典元:星先生らによる供述論文 『かかりつけ歯科医師の存在とその後のQOL、生存維持との因果構造』データ出典元:星先生らによる供述論文
『かかりつけ歯科医師の存在とその後のQOL、生存維持との因果構造』
在宅歯科医療連携室
在宅歯科医療連携室
取 材 協 力
一般社団法人 熊本県歯科医師会
☎096-343-8020

熱中症の正しい知識と適切な予防で暑い夏を乗り越えましょう!

2023-01-30 13:55

熱中症の正しい
知識と適切な予防で
暑い夏を乗り越えましよう!

これから気温が高くなる夏にかけて気を付けなければならないのが熱中症。
特に高齢者や子供に関しては深刻な問題です。
全国からみても熊本県の熱中症にかかる人の比率は高く、
救急搬送される人も少なくありません。
熱中症は正しい知識と適切に予防すれば未然に防ぐことができます。
熊本市消防局の寺田幹史さんに、熱中症について聞きました。

熊本市消防局 警防部救急科 寺田幹史さん熊本市消防局
警防部救急科
寺田 幹史さん

熱中症の正しい
知識と適切な予防で
暑い夏を乗り越えましよう!

これから気温が高くなる夏にかけて気を付けなければならないのが熱中症。特に高齢者や子供に関しては深刻な問題です。全国からみても熊本県の熱中症にかかる人の比率は高く、救急搬送される人も少なくありません。熱中症は正しい知識と適切に予防すれば未然に防ぐことができます。熊本市消防局の寺田幹史さんに、熱中症について聞きました。

熊本市消防局 警防部救急科 寺田幹史さん
熊本市消防局
警防部救急科
寺田 幹史さん

発症する人の半数が65歳以上!室内で何もしてなくても要注意

熱中症は毎年、梅雨が明けて気温が急上昇する6月から8月にかけて多くなります。近年は温暖化の影響もあってか、5月から熱中症にかかる人も増えています。

熱中症は高温多湿の中に長時間いて体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもり、さまざまな体調不良を起こします。発症する半数の人が65歳以上の高齢者です。高齢者は若い人よりも体内の水分量が少なく、さらに暑さや喉の渇きを感じにくく、体温調整機能も低下しています。体内に熱がこもりやすく体へのダメージも大きく、高齢者の方は特に注意が必要です。

熱中症にかかる要因には、気温と湿度が高い環境で水分補給ができていないことにあります。屋外での作業や運動、買い物中など、さまざまなところで起きますが、室内で何もしていなくても多く発生しています。データでは約4割近くが住居で発症していて、閉め切った部屋やエアコンをつけてない部屋などで多く発生しています。他にもその日の体調や基礎疾患なども関係してきます。

住居 敷地内全ての場所を含む
仕事場① 道路工事現場、工場、作業場所等
仕事場② 田畑、森林、海、川等※農・畜・水産作業を行っている場合のみ
教育機関 幼稚園、保育園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学等
公衆(屋内) 不特定者が出入りする場所の屋内部分
劇場、コンサート会場、飲食店、百貨店、病院、公衆浴場、駅(地下ホーム)等
公衆(屋外) 不特定者が出入りする場所の屋外部分
競技場、各対象の野外駐車場、野外コンサート会場、駅(屋外ホーム)等
道路 一般道路、歩道、有料道路、高速道路
その他 上記に該当しない項目

早い手当てがとても重要!知っておきたい応急処置

熱中症には様々な症状がありますが、軽症の場合はめまい、瞬間的な失神、こむら返りなど筋肉痛や筋肉の硬直、手足のしびれなどがあります。中等症になると、体がぐったりしたり力が入らないなどの倦怠感や虚脱感、頭痛や吐き気、嘔吐などがあります。重症になるとさらに、意識障害、けいれん、手足等の運動障害、高体温などが現れてきます。病院に搬送されて、肝機能や腎機能の障害や血液凝固などさまざまな症状が判明することがあります。意識がない、自力で水が飲めない、応急処置をしても改善が見られない場合などはすぐに救急車を呼びましょう。このような症状がなくてもおかしいと思ったらためらわずに呼んでください。

熱中症の症状が出た場合、応急処置としては涼しい場所へ移動し、ズボンや襟元などをゆるめ、脇や首の下、足の付け根などを水や氷、保冷剤などで冷やすこと。体などに水をかけてうちわなどで扇ぐのも効果的です。本人が自力で水が飲める状態であれば、水分を補給してください。できれば塩分や経口補水液などがあれば与えてください。自力で飲めない場合は、無理して与えないとこと。誤嚥などを引き起こす場合があります。

もし、身近に熱中症だと思う人がいたら落ち着いた行動をとって対応してください。最初の処置がとても重要です。救急搬送を依頼した場合も、救急車が到着するまで上記の対応を取ってください。

出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル20222」

出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル20222」

熱中症は予防が大切!高齢者には声掛けを

予防としては、何と言っても高温多湿を避けることです。屋外の場合は日陰を歩いたり、日傘や帽子の着用、通気性の良い服装、そして適宜に涼しい所で休息を取って無理をしないこと。自宅などの屋内は、風通しの良い窓の工夫や強い日差しをさけるなど早めの対策をしておくことをお勧めします。暑い日は我慢せずにエアコンや扇風機など空調設備を利用して温度調節をしましょう。そして水分補給はこまめに計画的に。特に高齢者は、のどが渇く前に時間を決めたりして計画的に補給するのをお勧めします。起床時、入浴の前後にも水分を補給しましょう。

予防や対策は本人の体調によって行っていきましょう。持病がある方などは医師などに相談して進めてください。また高齢者の場合は周りのサポートが重要となります。普段から気を配って、エアコンなどを使った温度調節や水分補給の勧めなど、こまめに声掛けをしてください。またコロナ禍においてマスク着用でのリスクも高まります。屋外ではマスクを外すなど、感染対策をしながらもみんなで熱中症を予防して、暑い夏を乗り越えていきましょう。

取 材 協 力
熊本市消防局 警防部 救急科
☎096-363-2360

2023春・夏号

2023-01-30 13:54

住み慣れた地域で
安心して自分らしく
暮すことができるよう

「南区地域包括ケアシステム推進方針」を基に、ささえりあや関係機関の皆様と様々な取組を進めながら、最後まで自分らしく過ごせるまちづくりを目指します。

福祉課 地域包括支援班主査 南部 清美さん

福祉課
地域包括支援班主査

南部 清美さん


熊本市 南区役所
熊本市南区富合町清藤405-3
096-357-4129

済み続ける
まちづくりの応援隊!!

住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続けることができるよう、多くの人達とつながりながら、暮らしとまちづくりを応援していきます。

介護支援専門員 中村 明美さん

介護支援専門員
中村 明美さん


熊本市高齢者支援センター
ささえりあ詫麻

熊本市東区戸島西2丁目6-132
096-282-8249

本人・家族の意向を
尊重した支援を
心掛けています

本人・家族の意向に寄り添い、安心して地域での生活が送れるよう、必要なサービスの提案や利用の調整など対応させて頂いています。

地域医療連携室・社会福祉士 飯守 智太さん

地域医療連携室
社会福祉士

飯守 智太さん


医療法人 回生会
リハビリテーションセンター 熊本回生会病院

上益城郡嘉島町鯰1880
096-237-1133

いつも
あなたのそばに

益城町の皆さまが住み慣れた地域で安心して日常の生活が続けられるよう、気軽に立ち寄り、相談して頂ける身近な場所でありたいと日々思っております。

社会福祉士・生活支援コーディネーター 鶴上 勝規さん

社会福祉士
生活支援コーディネーター
鶴上 勝規さん


益城町東部圏地域包括支援センター
こころねっと

上益城郡益城町宮園1139-1
096-289-0099

2月1日オープンの
居宅介護支援
事業所です!

高齢者の皆様やご家族の皆様の思いに寄り添い、望まれる暮らしに少しでも近づけるよう皆様の“人生の伴走者”として努力してまいります。

介護支援専門員 廣瀬 璃奈さん

介護支援専門員
廣瀬 璃奈さん


居宅介護支援事業所 あいろ
合志市須屋1415-1-2F
080-3997-1029

ひとりでも多くのお客様に
笑顔と入浴サービスを
届けます!

看護師1名、介護士2名の3名でご自宅にお伺いします。ご自宅での入浴が難しい方へ浴槽を設置し安心・安全にご入浴して頂ける介護サービスです。

訪問入浴管理者 禱 純也さん

訪問入浴管理者
禱 純也さん


セントケア九州株式会社 セントケア熊本
熊本市中央区水前寺4丁目54-21
096-213-7560

2023春・夏号

2023-01-30 13:53

介護の世界介護の世界

言語聴覚士へ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。介護業界で    
積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

話す・聴く・食べるを支える言語聴覚士の役割

言語聴覚士は、発話や聴覚を基本とした話す・聴くといったコミュニケーション領域に加えて、飲み込み=摂食嚥下のスペシャリストとして活動しています。具体的には小児の言語発達障害や聴覚障害・吃音などから、交通事故での頭部外傷や脳血管障害が原因となった失語症、高齢者の摂食障害や嚥下障害など多岐に渡ります。これらの障害は実は目に見えないため周りの人も理解しづらいという特徴がありますが、状態を評価してその人の問題をしっかりと把握し、適切なリハビリにつなげることが大きな役割です。

熊本県言語聴覚士会は1999年に発足、2011年に一般社団法人化。現在の会員数は約550名で、言語聴覚士としての知識や技術を高めていくための機会や社会貢献の機会を提供し、そのことによって私たちを必要とする方々に質の良いサービスを届けることを目的としています。ちなみに全国の言語聴覚士数は2022年現在で38,000人ですが、支援を必要としている言語聴覚障害者数は全国で推定650万人と言われていて、言語聴覚士の数が大きく不足しているのが実情です。また日本言語聴覚士協会会員の勤務先を見ると医療分野が67.0%、老健・特養といった介護施設、福祉施設などの介護・福祉分野が27.5%と大きな偏りがあるため、今後は介護・福祉分野でも人材を確保していく必要があります。

高齢者では摂食嚥下に問題を抱える方が多いのですが、食形態や一口量の調整、食べる姿勢、食べさせ方、飲み込みの反射を誘発するためのアイスマッサージの方法など、言語聴覚士が提供できることは数多くあります。これらのスキルを介護の現場で働く皆さんに繋げていくことは、大変重要です。コミュニケーションや摂食嚥下についての情報が必要な場合は、ぜひ熊本県言語聴覚士会までお尋ねください。

一般社団法人
熊本県言語聴覚士会

会長 宮本 恵美さん

熊本保健科学大学 保健科学部
リハビリテーション学科
言語聴覚学専攻 准教授

言語聴覚士
日本摂食嚥下
 リハビリテーション学会認定士
認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)

9月1日「言語聴覚の日」ほか、
様々な活動を手掛ける事業部メンバー

言語聴覚士って
どんな仕事を
しているの?

1997年に国家資格となった言語聴覚士は、話す・聴く・食べるという機能を専門的に支援しているます。特に介護分野では、食べ物を飲み込む嚥下障害や疾患による失語症などの状態を正しく評価して、適切なリハビリテーションに導きます。

介護の世界介護の世界

言語聴覚士へ
ズームアップ!

介護業界は、日々どのように変化しているのでしょうか。
介護業界で積極的な取り組みをされている方へズームアップして、お話しを伺いました。

話す・聴く・食べるを支える言語聴覚士の役割

一般社団法人 熊本県言語聴覚士会 会長 宮本恵美さん

一般社団法人
熊本県言語聴覚士会
会長 宮本 恵美さん
熊本保健科学大学 保健科学部
リハビリテーション学科
言語聴覚学専攻 准教授
言語聴覚士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)

言語聴覚士は、発話や聴覚を基本とした話す・聴くといったコミュニケーション領域に加えて、飲み込み=摂食嚥下のスペシャリストとして活動しています。具体的には小児の言語発達障害や聴覚障害・吃音などから、交通事故での頭部外傷や脳血管障害が原因となった失語症、高齢者の摂食障害や嚥下障害など多岐に渡ります。これらの障害は実は目に見えないため周りの人も理解しづらいという特徴がありますが、状態を評価してその人の問題をしっかりと把握し、適切なリハビリにつなげることが大きな役割です。

熊本県言語聴覚士会は1999年に発足、2011年に一般社団法人化。現在の会員数は約550名で、言語聴覚士としての知識や技術を高めていくための機会や社会貢献の機会を提供し、そのことによって私たちを必要とする方々に質の良いサービスを届けることを目的としています。ちなみに全国の言語聴覚士数は2022年現在で38,000人ですが、支援を必要としている言語聴覚障害者数は全国で推定650万人と言われていて、言語聴覚士の数が大きく不足しているのが実情です。また日本言語聴覚士協会会員の勤務先を見ると医療分野が67.0%、老健・特養といった介護施設、福祉施設などの介護・福祉分野が27.5%と大きな偏りがあるため、今後は介護・福祉分野でも人材を確保していく必要があります。

高齢者では摂食嚥下に問題を抱える方が多いのですが、食形態や一口量の調整、食べる姿勢、食べさせ方、飲み込みの反射を誘発するためのアイスマッサージの方法など、言語聴覚士が提供できることは数多くあります。これらのスキルを介護の現場で働く皆さんに繋げていくことは、大変重要です。コミュニケーションや摂食嚥下についての情報が必要な場合は、ぜひ熊本県言語聴覚士会までお尋ねください。

社会福祉士ってどんな仕事をしているの?

言語聴覚士って
どんな仕事を
しているの?

1997年に国家資格となった言語聴覚士は、話す・聴く・食べるという機能を専門的に支援しているます。特に介護分野では、食べ物を飲み込む嚥下障害や疾患による失語症などの状態を正しく評価して、適切なリハビリテーションに導きます。

9月1日「言語聴覚の日」ほか、様々な活動を手掛ける事業部メンバー

9月1日「言語聴覚の日」ほか、
様々な活動を手掛ける事業部メンバー