地域連携室にズームイン!!!
地域連携室
患者の医療機関への支援から、在宅介護・施設介護はじめ、
行政や福祉に係る多くの施設を繋ぐ「総合支援窓口」です。
江南病院 の 医療連携部
地域に根差し、
気軽に相談できる拠り所として
熊本市中央区渡鹿で70年あまり地域のかかりつけ病院として親しまれている『江南病院』。地域医療の拡充を目指し、救急医療、急性期医療、回復期リハビリ、慢性期医療などに力を注ぎ、手厚い医療が提供できる環境を整えています。
玄関から入って直ぐの左手に配置されているのが「地域連携室」。いつでも、誰でも、気軽に尋ねられるようにとオープンカウンターが設けられています。
「現在は看護師3名、医療ソーシャルワーカー4名が在籍し、入院や退院、転院、さらには退院後の生活や在宅医療など多岐に渡った支援を行なっています」と師長。もちろん、医師やケアマネジャーなど多職種で、連携したサポートを行っています。
「高齢化が進み相談に来る多くが高齢者とその家族です。“自宅で過ごしたいが家族には負担をかけたくない”“父の認知症が進んで一人暮らしは心配”など、相談はさまざまです。私たちが大切にしていることは、できるだけその方に寄り添った支援を行なうことです。単に、病院や施設、行政などとつなぐだけではなく、その方の性格やこれまでのライフスタイルなどを丁寧に聞き取り尊重しながら、何が最善かをチームで話し合いながら進めていきます」と話すのは社会福祉士の主任。施設を提案する場合は、多くの情報を収集し選択肢を広げ、より希望に沿ったものを提案したり、実際に施設の見学に出向いたり、時には公的な手続きを手伝ったりと個人に寄り添ったサポートを続けています。また地域との交流を深めより良い支援ができるよう、YouTubeでの活動配信や、定期的に生活習慣病の予防や介護をテーマに公開講座を開催するなど活動の場を広げています。これからも医療、介護、予防、住まい、生活の相談できる開かれた窓口を目指します。